重いテーマです。
企業が伸び悩み不振に陥ってしまう原因の根深いものに、社内不正があります。
人間は必ずしも善意の人ばかりではありません。何かのきっかけで悪行を行ってしまうことがある生き物です。魔が差したということもあります。悪い心は多くの人が持っているものです。
社内不正を防ぐ上で、最も重要なことは経営者が厳格であることです。公私混同やルーズな雰囲気では、スタッフもそれに続いてしまいます。空気の緩みこそが、社内不正の根源です。
逆に考えれば経営者がしっかりとした理念、行動指針の下、態度を示せば、スタッフはそれに続き乱れた空気は起きにくくなります。
社内不正が起こる環境の企業が、よい仕事をするはずがありません。クライアントのことを考えるのと同じく、社内のコンディションに気を配る必要があります。
社内不正が起きにくい環境をつくる基本は、人材採用で悪意を持つ人を採らないことです。しかし、それは至難の業です。数回の面接程度では、人の真の姿が見抜けるはずがありません。
大きな不正や事件がニュース報道される度に、「まさかあの人が・・・」となることでもお分かりだと思います。
不正を行うスタッフもある意味命がけですから、簡単に見抜けるようなことはしません。ルールで不正が起きにくい環境をつくることが重要です。
| 起こりやすい社内不正 |
|---|
| ・不当・水増し請求 (カラ出張や私的な飲食、購買を経費に) ・切手や金券の横領 (金券ショップで換金) ・現金トラブル (売上金の使い込み、売掛金のごまかし) ・仕入品の横領、横流し ・セクハラ ・情報の漏洩 ・ミスの隠蔽 |
社内不正には長年勤勉に働いていると思われていたスタッフや、ある程度のポジションを得ているスタッフが加担しているケースも多いです。
また、複数のスタッフがグルになっているケースや、ライバル企業による産業スパイ活動もあります。
危機管理・リスクマネジメントのためにチェック機能を設け、不正が起きにくく、起きた場合でも早期発覚できるルールをつくることが、経営側と運用側の円満な関係のためにも必要です。
| 社内不正防止対策例 | |
|---|---|
| ・金券類の帳簿管理、ストック量の上限管理 ・第3者によるチェック機能 ・領収書の連番管理 ・抜き打ちチェック ・サンプル品、不良品の流通経路の管理 |
・定期的なジョブローテーション ・強制的な1週間程度の休暇 ・内部告発しやすい環境作り ・パソコンデータの持出し禁止 |